メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)とは
メタボリックシンドローム(メタボリック症候群・代謝症候群)(Metabolic Syndrome)とは、
内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した
状態の事を言います。
WHO、アメリカ合衆国、日本では診断基準が多少異なっております。
以前にシンドロームX、死の四重奏、インスリン抵抗性症候群、マルチプルリスクファクター症候
群、内臓脂肪症候群などと呼ばれてきた病態を統合した名称が「メタボリックシンドローム」です。
それぞれ単独でもリスクを高める要因ですが、これらが多数重積すると相乗的に動脈硬化性
疾患の発生頻度が高まるため、ハイリスク群として予防・治療の対象と考えられてきました。
このようなリスク重積状態が偶然に起きたとする考え方と、何かの共通基盤(内臓脂肪の蓄積・
インスリン抵抗性・遺伝的背景など)に基づくという考え方があり、近年特に内臓脂肪の蓄積に
よる肥満が着目されてい ます。
メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)では、内臓脂肪蓄積型肥満=男性型肥満とも
言われています上半身型肥満=リンゴ型肥満に対して注意が呼びかけられています。
(一方女性型肥満といわれている洋ナシ型肥満、これは下半身型肥満ともいわれ内臓肥満とは
とらえられていないようです。以前はW/H比、ウェストヒップ比が議論されたこともありました。)
日本の中年男性の半分近くがこの「メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)」または
その予備群に該当するとの報告データもあり、最近大変注目され始めております。
子供でもメタボリック
2007年、日本医師会館(東京都文京区)で「食育健康サミット」が開催。
この中でメタボリック症候群(内臓脂肪症候群)が子供でも見られることが
報告され、予防や食生活の望ましい在り方などについて講演が行われた。
メタボリックシンドロームのまずは簡単チェック
メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)の簡単判定方法
① おへそまわりが 男性 ・・・・ 85cm以上
女性 ・・・・ 90cm以上
※ 注意 ※ ウエストではなく、おへその周囲を測ること。
この①に加え、
以下の②のうち2項目以上に該当する方は、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)です。
② ●中性脂肪・・・・・150mg/dl以上またはHDLコレステロール・・・・・40mg/dl未満
●血圧が収縮期血圧・・・・・・130mmHg以上 または拡張期血圧・・・・・・85mmHg以上
●空腹時血糖・・・・・・・110mg/dl以上
該当する方は、動脈硬化が進みやすいちょっと危険な状態なので、早めの対策が必要です。
塩分や脂肪の摂取を減らしたり、摂取エネルギーを減らすなどの食生活の見直しと、運動の
習慣づけで内臓脂肪を減らすことを一日でも早く、いや今からでも早速取り組みましょう。
メタボリックシンドロームには油断大敵
メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)の判定基準を見て
「私は大丈夫、関係ない、関係ない」なんて思われた方も油断大敵です。
ご自分でも気付かないうちに「メタボリック予備軍」かもしれませんよ。
メタボリックシンドローム予備軍かのチェック
メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)の判定基準を見て、「メタボリックシンドロームや
内臓脂肪にも関係なくて良かった」と思っている方、安心するにはちょっと早いかも。
内臓脂肪がジワジワと密やかに増えてきている「メタボリックシンドローム予備軍」かも。
さあ、まずは早速チェックしてみて下さい。
基礎代謝の知識
横になって安静にしているときに、心臓を中心とした血液循環や呼吸など、動物が生命を
維持するために最低限必要なエネルギー量を「基礎代謝量(基礎代謝エネルギー)」と言い
ます。
私達が一日に消費する総エネルギー量のうち、基礎代謝量はおよそ7割を占めております。
そして、体の臓器の中で基礎代謝でもっともエネルギーを消費するのが筋肉です。
つまり、筋肉が多いほど、じっとしているときも含めて、エネルギーの消費が多いので太りに
くいというわけです。